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幸福度が高い人は、新しい幸せも感じやすい?幸せになる脳になる方法が明らかに!

time 2016/09/23

幸福度が高い人は、新しい幸せも感じやすい?幸せになる脳になる方法が明らかに!

幸せな人と不幸な人の区別は難しい。

最低限の生活ができないと幸せになるのは難しいが、お金や物に囲まれていても不幸な人がたくさんいるのは、ご存じのとおりだ。

幸せそうに暮らしていても、他人への嫉妬や焦りに日々さいなまれる暮らしは幸せではないだろうし、欲しいもの全てを実現しても満足を感じられず不満を抱えて暮らしている人もいる。結局、幸せとは自分が幸せと感じられるかどうかにかかっている。

そして幸せは脳が感じるが、脳には幸せを感じられる脳と感じられない脳があり、幸せを感じられる脳にする方法があるかもしれないことが、生理学研究所の研究により明らかになった。幸せになる脳とはどんな脳なのだろうか。

幸せの量は脳の内側前頭前野の一領域の体積で決まる?!

大学共同利用機関法人自然科学研究機構の生理学研究所と愛知医大の共同研究グループは、MRI(磁気共鳴画像装置)を用いて構造的解析と機能的解析を組み合わせることで、これまでにない幸せと脳との関連を明らかにした。

MRI実験では、参加者に好きな人に告白してOKをもらったなどのポジティブな出来事、好きな人に告白してフラれたなどネガティブな出来事、感情的にニュートラルな出来事などをMRIの装置に入り中で想像してもらった。

そしてポジティブ、ネガティブ、ニュートラルな出来事を想像している時の、それぞれの脳の変化を調べた。

その結果、自分で幸福だと思える幸福度の高い人は、内側前頭前野の一領域である吻側前部帯状回(ふんそくぜんぶたいじょうかい)と呼ばれる脳領域の体積が大きく、活動しやすいことが分かった。その領域の体積と幸せを感じる程度には、相関関係があったのだ(※1)。

幸福度が高い人は、新しい幸せも感じやすい

これはつまり、日ごろ幸福度が高い人ほど、新しくポジティブな出来事があったときにも、幸せ感情を得やすいことを意味している。幸せになる良いサイクルに入っている人、ということになるだろう。

幸福感には、自分は幸せな人間という継続的な幸福感と、ポジティブな出来事に直面したときの一時的な幸福感という二面性がある。この二面はお互いに補い合っている

研究では、継続的な幸福は吻側前部帯状回の体積に関連があり、一時的な幸福はその領域の神経活動に関連していることが分かった。

最近の脳の研究によれば、脳は筋肉と同じように鍛えれば鍛えるほど、特定の部分の体積が大きくなることが分かっているので、今回明らかになった幸福を感じる脳の領域も、増やすことができる可能性があるということだ。

幸せになる脳になる方法は?

研究では、幸せと脳の関連が明らかになったばかりで、どれくらい何をすれば、どれくらいの幸福を増やせるかは、まだ明らかになっていない。しかし、幸せになる脳になる方法は、明らかになったようだ。

幸せを感じる回数が多いと、脳がさらに幸せを感じやすい脳になる。そうすると、いつも幸せだと思えるようになるのだ。そのため、幸せ脳になるには、小さな幸せに気づいて見逃さないことが早道かもしれない。

小さな幸せを感じて「幸せ脳」に

幸せでないのに幸せだけ感じたくないと思う人もいるかもしれないが、幸せなのに幸せが感じられない脳でいるのもつまらない。小さな幸せはどこにでもあるので、幸せを感じるのが苦手な人は探してみてほしい。

視点を変えると見えるものも増える。道端には季節ごとにきれいな野草が生え、秋には虫の音が聞こえる。都会ならきれいな夜景やおいしい料理を堪能しているのに気づいていないのかもしれない。

最近の若者は厳しい社会環境の中、お仕着せでない独自の価値観を持ち、自分に合う生活を見つけるのが得意だとも言われる。ひょっとしたら幸せを見つける方法を知り、幸せな脳を持っている、幸せな世代なのかもしれない。





































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