FAKEOUT magazine

Hip Hopシーンで使われている“ウェッサイ”って何?

Hip Hopシーンで使われている“ウェッサイ”って何?

前回、Hip Hopネタで“Ak-69”に触れて書かせて頂きましたが、

“ウェッサイ”という“ジャンル”がある事をご存じでしょうか?

 

ウェッサイ?なんだそれ?

ウェッサイ?

飲み会などで使われる『ウェーーーイ!!』の進化系?w

なんて思う方も多いと思います。

 

ウェッサイの語源とは、

アメリカのロサンゼルスを中心とする西海岸“WEST SIDE”=ウェストコーストで生まれたヒップホップ・カルチャーのこと。

ウェッサイ=WEST SIDE(ウェストサイド)→ウェ+サイ=ウェッサイだ。

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長らくヒップホップの主流と見なされてきた米東海岸の“ニューヨーク”に対し、

“西側=West Side”のオリジナリティを主張するウェッサイ・シーンは、

音楽性はもちろん、ファッションやライフスタイル、

価値観など様々な面で独自のカルチャーを形成している。

海外のウェッサイ・シーンのパイオニアと言えば、

ヘッドホンのMonster Beatsでおなじみの、

“Dr. Dre”や“Ice Cube”、“Eazy-E”らが在籍した

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西海岸の伝説的ヒップホップ・クルー=

N.W.A.だ。

 

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1980年代中頃から活動した彼らウェストコースト”の人々の実情をリアルに描いた

“ギャングスタ・ラップ”

 

は、ウェッサイ・シーンの独自性を世に知らしめる存在となった。

その後、N.W.A.を脱退したDr. Dreのアルバム『Chronic』や、

Snoop Dogの『Doggystyle』に代表される

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Gファンク

 

と呼ばれるムーブメントが90年代に起き、ウェッサイ・シーンが再び大きな注目を集めることとなった。

中でも、25才の若さで夭折したラッパー=

2PACは、

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ウェッサイ・シーン、ギャングスタのカリスマとして、今もなお高い人気を保っている。

そして2005年、

新世代ウェッサイを代表するアーティスト

THE GAME”

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が『The Documentary』でデビューするや、再び大きなムーブメントとなった。

ウェッサイを特徴づけているのは、

電子音を多用したラグジュアリーなサウンドと、

メロディアスなフローを持ったラップ。

西海岸の陽気な気候を感じさせる開放的なトラックが、ウェッサイの大きな魅力になっている。

 

 

 

また、

日々の生活を生々しく描いたリリックも、ウェッサイには欠かせない。

ニューヨーク=東側に対する“西側=West Side”

として自らを位置づけするウェッサイは、そのためか地元への愛情を強調することが多い。

リリックにもウェッサイの固有名詞がよく使われている。

音楽性と同じように、洋服やアクセサリー、クルマなどもウェッサイ・カルチャーを語る上で欠かせないファクターだ。

ワークウエア・ブランドDickiesのアイテムやNew Eraのキャップ、

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そして首から下げたロゴの大きなネックレスが、ウェッサイの基本的なファッション・スタイル。

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そしてシボレー・インパラやキャディラック・デビルなどの古く大型のアメリカ車をカスタムした

ローライダー

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と呼ばれる車高の低いクルマも、ウェッサイ・カルチャーを代表するアイテムといえる。

アメリカのウェッサイのアーティストたちの共通点は、強い「成り上がり」マインドだ。

貧しいストリート出身者の多かったウェッサイ・シーンでは、

豪華なジュエリーを身にまとい、

美しい女性を助手席に乗せて高価なローライダーを乗り回すことが、いわば成功者のステータスとされているのだ。

そんなアメリカのウェストコーストで発生したウェッサイのムーブメントは、

いつしか太平洋を越え、日本の音楽シーンにも根付いた。

日本におけるウェッサイ・シーンの基盤を形成したのは、

1989年より活動を開始した横浜のDS455や、

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名古屋のW.C.C.を中心としたヒップホップクルーやそのメンバーでもあるMr.OZなどだ。

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特に今年で活動20周年を迎えるDS455は、日本におけるウェッサイ・シーンのパイオニアともいえる存在。

また、横須賀のBIG RON札幌のHOKTといったアーティストが、

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地域に根ざしたジャパニーズ・ウェッサイ・シーンの形成に大きく貢献してきた。

さらに仙台や福岡、大阪などでも、独自のウェッサイ・シーンが形成されている。

それぞれの都市では新しいアーティストも登場し続けており、

独自のサウンドを特徴とする名古屋を中心に活動しているAK-69をはじめ、様々なアーティストたちが台頭してきている。

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アメリカの西海岸ヒップホップの影響を受けて誕生したジャパニーズ・ウェッサイも、

地元や仲間とのつながりを大事にするアティチュードを持っている。

各都市のクラブやショップなどに各地域を代表するクルーが集結し、

自主イベントを行なったり、コンピレーション・アルバムをリリースしている!

近年ではこうした活動が身を結び、各都市で巻き起こったウェッサイの波が合流する場面も増え、日本の音楽シーンを飲み込む巨大なムーブメントへと成長しつつあるのだ!

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実力派アーティストが次々と登場し、

沸々と盛り上がりを見せるジャパニーズ・ウェッサイ・シーン!!

ウェッサイという言葉、ジャンルはお分りいただけただろうか?

ますます奥の深いジャンル“Hip Hop”でした!!

さて、、、ウェッサイについてはここまで。

最後にちょっと私の小話を……

そんなHip Hopシーンだが、色々とバチバチとしてしまう事もある。

歴史あるシーンなだけに

自分のブランディング、Hip Hopな生き方をを無視し、

“セルアウト”

と呼ばれる行為、

(自分のしたい音楽よりもお金や名声を優先して
誰にでもわかりやすい音楽をする事。)

僕個人の見解ですが、

自分や置かれているシーン(Hip Hopという偉大なシーン)を無視した行為というのでしょうか。

そういった行為に走ると、

“DIS”(リリックの中に特定個人への攻撃・皮批判を織り込むこと。)

等批判的な行為なのだ。

どこからどこまでが“セルアウト”なのかは個人のイメージだが、

まさにHip Hopシーンでは“ご法度”な事が多いのだ。

Fake(フェイク)=ホラ吹き。リアルじゃない。偽者。

Wacksta(ワックスタ)=ホラ吹き。ダサい奴。お前はもう死んでいる。

Jigga(ジガ)=黒人の猿マネしてる日本人。

こういったワードが主に“DIS”に値する“悪口”だ

こんな小話にですが、

Hip Hopのルーツを探っていくとすごく面白く、歴史のあるシーンなのだ!

そんなHip Hopシーンには様々だが、

頑固で本気な“B-BOY”や“HEADS”達がいることには間違いない!

ちょっと最後は私個人の意見を語ってしまいましたが、

今後もHip Hop気になります!!

 

 

 





































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