FAKEOUT magazine

踊れない国ニッポン!?風営法とは一体何なのか?

踊れない国ニッポン!?風営法とは一体何なのか?

日本では、

音楽に合わせて踊ったり酒を飲んだりする、いわゆる「クラブ」は、風営法によりライセンスの取得が義務付けられている。

その風営法とは一体どういう法律なのでしょうか?

 

風営法の背景には、

戦前にダンスホールが売買春の交渉の場として利用されたことがあり、

営業には公安委員会の許可が必要で、午前1時以降の営業は禁止されています。

通常の飲食店は24時間営業が可能ですが、「ダンス」が加わると、

営業時間が午前1時までに制限されてしまうのです。

 

ですが、

風営法に従うと営業が成り立たなくなるため、

これまで多くのクラブが無許可で営業しており、警察も黙認してきました。

ところが近年になって警察が取り締まりを強化し始めた背景には、

繁華街と住宅地が隣接している地域で騒音被害や客同士の喧嘩などが起こり、

近隣住民から多くの苦情が入ったことなどがあるようです。

また、若者の薬物汚染の関連や防火や防犯上の問題点を指摘する向きもあります。

しかし、

近年流行しているクラブみゅ過剰ともとれる警察の対応について、「風営法でダンスを規制するのは時代遅れ」「ダンス規制は、表現の自由や幸福追求権の侵害」といった疑問の声も上がっており、法改正を求める動きが広がっています。

 

「風営法が制定された1948年当時は『ダンス』といえば男女が出会うためのツールという側面が強かったが、半世紀以上たった今はむしろ、踊ること自体が目的であり、自己表現の一つになっている」

 

「今では中学校の授業でダンスが必修科目になった。風営法ができた当時とは時代背景が違う。ダンスは十分に市民権が得られており、風俗営業として規制の対象にすべきような業態ではない」

という弁護士の声も多く出てきている。

 

そこで、2014年3月に、

超党派の国会議員による「ダンス文化推進議連(ダンス議連)」が発足。

クラブへの規制緩和などを盛り込んだ風営法改正案を、国会提出に向けて準備を進めている。

ダンス教室は「風俗営業」から外して風営法の規制を受けないように、

クラブについても午前0時を過ぎても営業ができるようにするといった規制緩和の内容を盛り込む方針が明らかになった。

‚m‚n‚n‚m‚ÌŽx‰‡ƒCƒxƒ“ƒg

 

そんな中、とある“事件”をきっかけに事態は急加速する。

 

2012年4月に大阪のクラブNOONが、
無許可で客にダンスさせたとして風営法違反により摘発。
金光正年氏ほか同店のスタッフ8人が風営法違反罪(無許可営業)で逮捕された。
弁護側は、
ダンス営業規制は表現の自由等を侵害し、違憲無効であること、
そしてもともと規制対象となるダンスはさせていない、
として無罪を主張していた。
検察側は2014年1月の最終公判で、「犯行は悪質で、再犯のおそれが十分に認められる」
などとして懲役6カ月、罰金100万円を求刑していた。
ですが、展開は一変。
その後の判決では
「店側が客に性風俗を乱す享楽的なダンスをさせていたとするには合理的な疑いが残る」
として無罪とし、弁護側の違憲という主張は退けた。
控訴期間の2週間の間に検察から控訴がされず、

この事件の判決は『無罪』となったのだ。

u–³ßv‚ÌŽ†Ž‚‹àŒõ‚³‚ñ
今回の判決に対し、弁護団長の西川研一弁護士は「風営法のおかしさが明らかになった。ダンス規制の趣旨のなかに、騒音防止や酔客の暴行、麻薬の濫用防止といった趣旨は含まれていない、とする今回の判決の無罪が確定すれば、今まで警察が言ってきた騒音がうるさいから、麻薬のおそれがあるから、という論理は、まったく覆されることになる」と語った。さらに西川弁護士は「判決は事例判決(=普遍的な規範でなくその事例についてのみ当てはまる判決)なので、性風俗秩序を乱すということについてはあまり触れられていないが、そうした営業形態というものがどこまであるだろうということもある。そうしたことを考えていくと、現在の風営法は規定としては時代遅れで関心が失われている。それぐらいのことは言ってもいいと思っています」としている。

 

この“NOON”の件が無罪になったからと言って、

全てが良しとなった訳では無いのです。

今年5月に六本木のクラブ“VANITY”が風営法によって摘発される。

風営法はあるのです。

まだまだ違反をすれば規制されてしまうのが現状です。

 

 

ですが、

法改正に向けてクラブ事業者、アーティストやDJが連携して、

自主規制ガイドラインの策定や、諸問題の解決に取り組んでいる団体もある。

その団体「クラブとクラブカルチャーを守る会」の会長を務めているのが、

Hip Hopのアーティストである“Zeebra”だ。

 

detail_258_【A写】Zeebra のコピー

 

“Zeebra”率いる「クラブとクラブカルチャーを守る会」

10273529_10152206565134531_8163097279510858314_n

AS20140512004504_comm

を筆頭に日本各地のミュージシャンや、DJ、ダンサー、クラブ営業者によって、

クラブへの規制緩和などを盛り込んだ風営法改正案を、

国会提出に向けて準備を進めている。

この『クラブとクラブカルチャーを守る会』は法改正を訴えているだけでなく、

渋谷の円山町の清掃を行うなど、

自らの手で世間のイメージを払拭しようとしているのです。

tumblr_n467ewIMiO1si0vuvo1_1280

 

この活動で日本の古臭い?法は改正されるのか!?

 

gakusei_01

 

~補足~

平成26年6月19日更新情報
平成26年の通常国会における風営法改正法案提出は見送られました。
平成26年秋の臨時国会にて議員立法ではなく閣法にて提出される見通しです。
法案の内容は以前ダンス議連にてまとめられた案より大幅な修正が行われる見込みです。
法案の策定作業は警察庁が有識者会議等を実施し、臨時国会までに法案をまとめる方向です。

 

このように着々と法改正への道は開けてきています。

「クラブとクラブカルチャーを守る会」の訴えかけで良い兆しになってきてはいますが、

 

法を改正されるのであれば、私たち国民の気持ちも改善していかなければならない。

「クラブとクラブカルチャーを守る会」が必死の頑張りに乗っかるだけでは無く、

 

風営法が改正されて、治安悪くなってしまったら、

世間から「やっぱりな〜」と思われてしまう。

そう思われないためにも、クラブでの遊び方、

世間に迷惑をかけない遊び方を実践すべき。

この辺で私たち国民も意識を変え、世間のクラブ=恐いってイメージを払拭していきたいですね。

top

 

 

10253831_772900382728278_5090062366088219659_n

 





































カテゴリー