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初めて聞いて凄く怖くなった1歳前後にもっともかかりやすい川崎病とは?

初めて聞いて凄く怖くなった1歳前後にもっともかかりやすい川崎病とは?

「川崎病」という名前を聞いたことはありますか?
1歳から4~5歳頃までの子供が注意すべき病気として知られていますが、
実態はよく知らないという人がほとんどだと思います。
そこで今回は、川崎病とはどんな病気か、
原因や症状、診断基準、治療法、後遺症の危険性などをご説明します。

川崎病とは?

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川崎病とは、全身の血管に炎症が起こる原因不明の病気です。
正式には「急性熱性皮膚粘膜リンパ腺症候群」といいますが、
発見した川崎富作医師の名前をとって川崎病と呼ばれています。

生後数ヶ月から4~5歳の子供を中心に発症し、
特に1歳前後で最も発症しやすくなります。
1万人に2人ほどの発症率ですが、
年々増加傾向にあるので注意が必要です(※1)。
※1参考文献: 日本川崎病研究センター「第22回川崎病全国調査成績」

川崎病の原因は?

川崎病の原因は、いまだにはっきりとしたことはわかっていませんが、
血管炎という症状が出ることから、
体の免疫システムの異常が関係しているのではないかと考えられています。
免疫システムでは、体内に侵入した細菌やウイルスを白血球が攻撃しますが、
その白血球が血管壁まで傷つけてしまって
炎症を引き起こしている可能性があるといわれます。

また、世界的に日本人や韓国人、
日系アメリカ人などアジア系の人に多く見られる、
男の子の方が女の子よりも発症しやすい、
兄弟が一緒に発症するといったケースがあることから、
体質や遺伝的な要因もあるのではないかと考えられています。

川崎病の症状は?診断基準は?

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川崎病は、発熱や咳、鼻水など、一般的な風邪の症状から始まります。
そして、以下のような川崎病特有の症状が現れてきます。

1. 38度以上の発熱が5日以上続く
2. 全身に赤い発疹が出る
3. 両方の目が充血する
4. 唇が赤くなり、舌に赤いブツブツができてイチゴのようになる
5. 手のひらや足の裏が赤くなり、熱が下がった後に手足の指先から皮膚がむける
6. 首のリンパ節が腫れる

この6つの症状のうち、5つ以上該当する場合には川崎病と診断されます。
ただ、全身の血管炎の影響で、他にも色々な症状が現れることもあるので、
特有の症状を見落とすケースも少なくありません。
上記の症状に1つでも該当する場合は、念のため早めに小児科を受診しましょう。

川崎病の後遺症の冠動脈瘤とは?心筋梗塞を引き起こす?

川崎病は発熱や発疹などの症状が治まってから、
冠動脈瘤という後遺症が現れることがあります。
全身の血管が炎症を起こした影響で、
心臓に血液を送り込む冠動脈の内側が変化して
小さなコブのようなものができてしまう病気です。
動脈瘤によって冠動脈が狭まると血管が詰まりやすくなり、
最悪のケースでは心筋梗塞を引き起こすこともあるため注意が必要です。

川崎病の治療法は?入院が必要?

川崎病と診断された場合は、入院して薬物療法を行います。
1~2週間ほど免疫グロブリン製剤やステロイド製剤などを
投与しながら様子を見ていれば、ほとんどの症状は治まります。
その後、超音波検査で心臓の冠動脈の状態をチェックし、
冠動脈瘤の危険性がなければ退院できます。

しかし、冠動脈瘤が確認された場合は、
心筋梗塞予防のために血液が固まるのを抑える
アスピリンなどを投与しながら1ヶ月程度は
入院して経過観察が必要になります。
コブの大きさによっては外科手術が行われることもあります。

川崎病と診断されても過度に心配しすぎないで

子供が川崎病と診断されたら、不安になってしまうと思います。
たしかに厄介な病気ではありますが、
冠動脈に障害がなければその後は元気に生活することができるようになります。
もし冠動脈瘤が見つかったとしても、
近年の医療技術の発達で治療できる可能性が高いといわれています。

冠動脈瘤が見つかると定期的な検査や経過観察などは必要になりますが、
完治を信じて治療を続けてください。





































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