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EBウイルス感染症とは?原因と症状、検査方法、治療法は?

EBウイルス感染症とは?原因と症状、検査方法、治療法は?

「EBウイルス感染症」は、聞き慣れない病気だと思います。病院で診断されて初めて知ったという人がほとんどではないでしょうか。しかし実は、大人になるまでに誰でも一度は感染するといわれるくらい、とても身近な病気です。EBウイルス感染症とは、いったいどんな病気なのでしょうか?今回はEBウイルス感染症の原因と症状、検査方法、治療法などをご説明します。

EBウイルスとは?

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EBウイルスは水疱瘡やヘルペスなどを引き起こすヘルペスウイルスの一種で、ウイルス発見者であるエプスタイン・バーの頭文字をとってEBウイルスと呼ばれています。

EBウイルスは人から人にうつりますが、感染したうちのほとんどは目立った症状が現れず、現れても軽い風邪のような症状ですみます。一度感染すれば免疫ができるので、二度と感染することはありません。日本では2~3歳までに約70%が感染し、20歳を過ぎる頃には90%以上が感染していて、知らないうちに感染して免疫ができているという人がほとんどです(※1)。

EBウイルスの感染経路は?

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EBウイルスは飛沫感染でうつります。潜伏期間は30〜50日ほどで、発症後もしばらくは鼻水や唾液、咳などを通じてウイルスが排泄されるので、長期間にわたってうつる可能性があります。親や兄弟で回し飲みをしたり、食べかけを共有したり、スキンシップでキスしたりなど、日々の何気ない行為で感染してしまいます。

EBウイルス感染症の症状は?

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EBウイルスはとても感染しやすいものですが、前述の通り、感染してもその多くは症状が現れないか、軽度の風邪症状が現れるくらいです。特に乳幼児はEBウイルスに感染しても症状が現れないことがほとんどです。

しかし、まれに「伝染性単核症」という病気を引き起こし、以下のような症状が現れることがあります。

● 食欲低下や疲労感
● 38度以上の高熱が1~2週間続く
● 咽頭炎や扁桃炎
● 首などのリンパ節の腫れ
● まぶたの腫れ
● 発疹
● 肝脾腫(肝臓や脾臓の腫れ)

伝染性単核症を起こした場合は90%以上が38度以上の高熱を出すので、高熱が3日以上続いたときは早めに小児科を受診して原因を検査してもらいましょう(※1)。

EBウイルスの検査方法は?

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EBウイルスが原因かどうかを調べるためには血液検査が必要ですが、最初から血液検査は行いません。一般的に高熱が長く続く場合や扁桃腺などが腫れている場合は、インフルエンザやアデノウイルスといったほかの感染症が疑われるため、病院では喉や鼻の粘膜を採取してほかのウイルスの可能性をまず調べます。そして、ほかのウイルスが原因ではないと判断された段階で、EBウイルスの可能性を考えて血液検査が行われます。

EBウイルスに感染していれば、血液中の白血球の数が増え、異型のリンパ球が確認できます。抗体を調べることで確定診断だけではなく、感染の進行状況も判断できるので、血液検査の結果を見ながら治療の必要性を検討することもあります。

EBウイルス感染症の治療法は?

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EBウイルス感染症の特効薬はありません。そのため、高熱や炎症などを抑えるための対症療法を行いながら、自然に治るのを待ちます。高熱が1週間以上続くと不安になるかもしれませんが、予後の経過は良好で過度に心配する必要はありません。熱が下がるまでは家で安静に過ごし、こまめに水分補給をさせて、好きなものを食べさせてあげるようにしてください。

しかし、肝臓や脾臓の腫れが見られる、あるいは重症化しているときには、抗ウイルス剤などによる治療が必要になることもあるので、数日たっても症状が良くならないときは再度病院を受診して医師に相談してください。

EBウイルス感染症は予防できる?

EBウイルス感染症は予防が難しい病気です。大人が感染するよりも、乳幼児期のほうが伝染性単核症になる可能性は低いですが、EBウイルスによる伝染性単核症を起こしたときは、慌てずに対処することが大切です。発症すると高熱がしばらく続いて保育園や幼稚園はしばらく休まなければいけませんが、家族で協力しながら看病してあげてくださいね。





































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